Pasteurella multocidaによる細菌性髄膜炎の1例―ペットによるzoonosis
Pasteurella multocida(以下P. multocida)はグラム陰性短桿菌でヒト以外の動物の常在菌として知られている.ネコ,イヌによる咬傷や擦過傷によってヒトの皮膚,軟部組織への感染や気道感染が多いとされている1).症例は41歳男性.発症は典型的な髄膜炎で,患者髄液,血液,患者ペットの咽頭よりP. multocidaが検出された.本邦においては稀な人畜共通感染症と考えられた....
Saved in:
Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 96; no. 8; pp. 1715 - 1716 |
---|---|
Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
2007
|
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.96.1715 |
Cover
Summary: | Pasteurella multocida(以下P. multocida)はグラム陰性短桿菌でヒト以外の動物の常在菌として知られている.ネコ,イヌによる咬傷や擦過傷によってヒトの皮膚,軟部組織への感染や気道感染が多いとされている1).症例は41歳男性.発症は典型的な髄膜炎で,患者髄液,血液,患者ペットの咽頭よりP. multocidaが検出された.本邦においては稀な人畜共通感染症と考えられた. |
---|---|
ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.96.1715 |