保存治療のイノベーション

本シンポジウムは, 前田英史第151回学術大会大会長と本学会学術委員会(齋藤正寛委員長)の協議の下, 学会主導型プログラムとして企画された. その趣旨は「保存治療における重要課題の一つである『感染制御』について最新の細菌学を学び, なおかつ保存各領域における最先端のイノベーティブな対処法を紹介し概説する事」である. 歯科保存学3領域(保存修復学・歯内療法学・歯周病学)が共通して対峙しているのが, デンタルバイオフィルムと総称される細菌塊・集団である. 感染症領域では, 従来の特定の細菌の定量解析に偏重した細菌学的評価が見直され, 米国発でゲノムプロジェクトが実施されるようになった....

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Bibliographic Details
Published in日本歯科保存学雑誌 Vol. 63; no. 2; pp. 125 - 126
Main Authors 野杁, 由一郎, 西村, 英紀
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本歯科保存学会 2020
日本歯科保存学会
Subjects
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ISSN0387-2343
2188-0808
DOI10.11471/shikahozon.63.125

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Summary:本シンポジウムは, 前田英史第151回学術大会大会長と本学会学術委員会(齋藤正寛委員長)の協議の下, 学会主導型プログラムとして企画された. その趣旨は「保存治療における重要課題の一つである『感染制御』について最新の細菌学を学び, なおかつ保存各領域における最先端のイノベーティブな対処法を紹介し概説する事」である. 歯科保存学3領域(保存修復学・歯内療法学・歯周病学)が共通して対峙しているのが, デンタルバイオフィルムと総称される細菌塊・集団である. 感染症領域では, 従来の特定の細菌の定量解析に偏重した細菌学的評価が見直され, 米国発でゲノムプロジェクトが実施されるようになった.
ISSN:0387-2343
2188-0808
DOI:10.11471/shikahozon.63.125