Amsterdam Hearing Evaluation Plots法を用いたアブミ骨手術の聴力評価について

これまで耳硬化症の成績報告の多くは,1987年案や2000年案を用いているものが多かった。一方,2001年にJ. G. De Bruijnらが報告Amsterdam Hearing Evaluation Plots法(AHEPs法)は,高音部やoverclosureを伴う聴力の変動の評価が可能で,より耳硬化症の評価の一助となりうる。当院の成績を2000年案とAHEPs法で評価を行ったところ,有意な差は認めなかった。しかし,AHEPs法では成功症例をさらに著効例と成功例に分けることができる,耳硬化症においてより詳細な評価に適した評価法であると考えた。...

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Published in頭頸部外科 Vol. 27; no. 3; pp. 289 - 293
Main Authors 北岡, 杏子, 畑地, 憲輔, 吉田, 晴郎, 髙橋, 晴雄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会 2018
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Summary:これまで耳硬化症の成績報告の多くは,1987年案や2000年案を用いているものが多かった。一方,2001年にJ. G. De Bruijnらが報告Amsterdam Hearing Evaluation Plots法(AHEPs法)は,高音部やoverclosureを伴う聴力の変動の評価が可能で,より耳硬化症の評価の一助となりうる。当院の成績を2000年案とAHEPs法で評価を行ったところ,有意な差は認めなかった。しかし,AHEPs法では成功症例をさらに著効例と成功例に分けることができる,耳硬化症においてより詳細な評価に適した評価法であると考えた。
ISSN:1349-581X
1884-474X
DOI:10.5106/jjshns.27.289