第14回国際放射線防護学会国際会議 (IRPA-14) への参加報告

「1. はじめに」2016年5月9日~13日の5日間にわたり, 第14回国際放射線防護学会国際会議(IRPA-14)が南アフリカのケープタウンで開催された. 本会議は, 1966年にイタリアのローマで開催されて以降, 世界各国で4年に一度実施されてきたが, アフリカでの開催は今回が初めてであった. 会場となったケープタウン国際会議場には, 放射線防護などを専門とする研究者や技術者らが一堂に会した. 参加者は約70か国から約900名で, 日本からは約50名が参加した. なお, 前回のIRPA-13(グラスゴー)は1,800名程度(40か国以上)であった. これと比較すれば, 人数こそ半減したもの...

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Published in保健物理 Vol. 51; no. 3; pp. 187 - 190
Main Authors 松本, 真之介, 迫田, 晃弘
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本保健物理学会 2016
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ISSN0367-6110
1884-7560
DOI10.5453/jhps.51.187

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Summary:「1. はじめに」2016年5月9日~13日の5日間にわたり, 第14回国際放射線防護学会国際会議(IRPA-14)が南アフリカのケープタウンで開催された. 本会議は, 1966年にイタリアのローマで開催されて以降, 世界各国で4年に一度実施されてきたが, アフリカでの開催は今回が初めてであった. 会場となったケープタウン国際会議場には, 放射線防護などを専門とする研究者や技術者らが一堂に会した. 参加者は約70か国から約900名で, 日本からは約50名が参加した. なお, 前回のIRPA-13(グラスゴー)は1,800名程度(40か国以上)であった. これと比較すれば, 人数こそ半減したものの, より幅広い国々から参加があったことがわかる. また, この度IRPAが50周年を迎えたこともあり, 半日にわたる祝賀プログラムも用意されていた. 本稿では, 筆者らの所感を交えながら, 本会議の概要を報告する.
ISSN:0367-6110
1884-7560
DOI:10.5453/jhps.51.187