目的基礎研究プロジェクトの評価に向けて
イノベーション・システムにおける目的基礎研究プロジェクトの役割はますます重要性を増している.JSTは目的基礎研究プロジェクトへのファンディング事業を重点的に行っていることから,“ステージゲートII(目的基礎研究から応用研究への障壁)突破”の要因分析を行った.「プロジェクトリーダーがそもそも優れた資質を備えていたこと」と「研究の筋が良かったこと」が共通していたが,更に,プロジェクト固有の様々な成功要因があった.大別すると,それらは“連携”,“ファンディング”,“マネジメント”,“応用研究へのデモンストレーション”に分類された.特に,“連携”による成功要因は,「シームレスな研究システム間の連携」,...
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Published in | 産学連携学 Vol. 4; no. 1; pp. 1 - 5 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
特定非営利活動法人 産学連携学会
2007
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Summary: | イノベーション・システムにおける目的基礎研究プロジェクトの役割はますます重要性を増している.JSTは目的基礎研究プロジェクトへのファンディング事業を重点的に行っていることから,“ステージゲートII(目的基礎研究から応用研究への障壁)突破”の要因分析を行った.「プロジェクトリーダーがそもそも優れた資質を備えていたこと」と「研究の筋が良かったこと」が共通していたが,更に,プロジェクト固有の様々な成功要因があった.大別すると,それらは“連携”,“ファンディング”,“マネジメント”,“応用研究へのデモンストレーション”に分類された.特に,“連携”による成功要因は,「シームレスな研究システム間の連携」,「パラレル(同時並行)な研究システム間の連携」,「研究チーム内における産学連携や異分野連携」,「機を得た学と産のコンタクト」,「応用研究側からの引き合い」といった要因にブレイクダウンされた. |
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ISSN: | 1349-6913 1881-8706 |
DOI: | 10.11305/jjsip.4.1 |