豚蛔虫幼虫移行症による肺好酸球増多症の1例
症例は64歳,男性.野生の鶏のレバーを生で摂取した.その後微熱が出現し,肺好酸球増多症を認めた.抗寄生虫抗体検査を行い,ブタ蛔虫症と診断した.Albendazoleの内服により軽快した.寄生虫疾患は衛生環境の改善により減少傾向にあったが,生肉の摂取,有機栽培などの近年の食生活の変化があり,今もなお忘れてはならない疾患の一つである....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 98; no. 1; pp. 144 - 146 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
2009
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.98.144 |
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Summary: | 症例は64歳,男性.野生の鶏のレバーを生で摂取した.その後微熱が出現し,肺好酸球増多症を認めた.抗寄生虫抗体検査を行い,ブタ蛔虫症と診断した.Albendazoleの内服により軽快した.寄生虫疾患は衛生環境の改善により減少傾向にあったが,生肉の摂取,有機栽培などの近年の食生活の変化があり,今もなお忘れてはならない疾患の一つである. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.98.144 |