胃全摘術後に生じた食道裂孔ヘルニア嵌頓の1例

要旨:症例は73歳男性。5ヵ月前に当院にて噴門部癌のため胃全摘術を施行している。突然の嚥下困難で発症後6時間後に救急外来を受診した。諸検査にて挙上空腸を内容物とする食道裂孔ヘルニア嵌頓と診断し救急外来受診後3時間で緊急手術を施行した。手術所見では開大した食道裂孔に挙上空腸が迷入嵌頓しておりこれを腹腔内へ還納し裂孔を縫縮した。術後経過は良好であった。...

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Published in日本腹部救急医学会雑誌 Vol. 33; no. 7; pp. 1177 - 1179
Main Authors 円城寺, 恩, 村瀬, 秀明, 小畑, 満, 平岡, 優, 石丸, 神矢, 石場, 俊之, 大野, 玲, 竹下, 俊文
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本腹部救急医学会 2013
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ISSN1340-2242
1882-4781
DOI10.11231/jaem.33.1177

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Summary:要旨:症例は73歳男性。5ヵ月前に当院にて噴門部癌のため胃全摘術を施行している。突然の嚥下困難で発症後6時間後に救急外来を受診した。諸検査にて挙上空腸を内容物とする食道裂孔ヘルニア嵌頓と診断し救急外来受診後3時間で緊急手術を施行した。手術所見では開大した食道裂孔に挙上空腸が迷入嵌頓しておりこれを腹腔内へ還納し裂孔を縫縮した。術後経過は良好であった。
ISSN:1340-2242
1882-4781
DOI:10.11231/jaem.33.1177