失行のみかた

Hugo Liepmann (ヒューゴ・リープマン) は, 1900 年から 1920 年までに発表した論文で, 指示されたことは理解できるのに, その通りにできない症例や, 左手では正確にできても右手では誤る症例を紹介し, 失語や失認と独立した症候として失行を位置づけた。そして, 失行における左大脳半球優位性と脳梁の機能を最初に主張した。ここでは, 失行評価前の検査, 失行の検査, そして, Liepmann の肢節運動失行と観念運動性失行, 観念性失行についてレビューする。...

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Bibliographic Details
Published in高次脳機能研究 (旧 失語症研究) Vol. 40; no. 2; pp. 199 - 203
Main Author 二村, 明徳
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本高次脳機能障害学会 30.06.2020
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ISSN1348-4818
1880-6554
DOI10.2496/hbfr.40.199

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Summary:Hugo Liepmann (ヒューゴ・リープマン) は, 1900 年から 1920 年までに発表した論文で, 指示されたことは理解できるのに, その通りにできない症例や, 左手では正確にできても右手では誤る症例を紹介し, 失語や失認と独立した症候として失行を位置づけた。そして, 失行における左大脳半球優位性と脳梁の機能を最初に主張した。ここでは, 失行評価前の検査, 失行の検査, そして, Liepmann の肢節運動失行と観念運動性失行, 観念性失行についてレビューする。
ISSN:1348-4818
1880-6554
DOI:10.2496/hbfr.40.199