犬の医原性および自然発生クッシング症候群における臨床徴候の比較
皮膚科を受診したクッシング症候群の犬40例を対象とし医原性クッシング症候群(以下医原性)21例と自然発生クッシング症候群(以下自然発生)19例の臨床像を比較検討した。クッシング症候群の臨床徴候として多飲多尿75%(医原性71.4%,自然発生78.9%)と脱毛62.5%(医原性61.9%,自然発生63.2%)が最も頻発する症状であることが明らかにされた。他の臨床徴候としは全身症状,皮疹ともに自然発生で高率に認められる傾向があった。...
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Published in | 獣医臨床皮膚科 Vol. 8; no. 4; pp. 87 - 92 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本獣医皮膚科学会
2002
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Subjects | |
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Summary: | 皮膚科を受診したクッシング症候群の犬40例を対象とし医原性クッシング症候群(以下医原性)21例と自然発生クッシング症候群(以下自然発生)19例の臨床像を比較検討した。クッシング症候群の臨床徴候として多飲多尿75%(医原性71.4%,自然発生78.9%)と脱毛62.5%(医原性61.9%,自然発生63.2%)が最も頻発する症状であることが明らかにされた。他の臨床徴候としは全身症状,皮疹ともに自然発生で高率に認められる傾向があった。 |
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ISSN: | 1347-6416 1881-2236 |
DOI: | 10.2736/jjvd.8.87 |