内頚動脈狭窄症に対する血栓内膜剝離術時のvirtual histology IVUS解析とプラークの組織学的検討 血管形成術の危険度の検討
「はじめに」 頚部頚動脈狭窄性病変に対して, 頚動脈内膜剥離術(carotid endarterectomy, CEA)を補完する治療として頚動脈ステント留置術(carotid artery stenting, CAS)が行われるようになった. 本邦でも2008年にCASが保険収載され, 実施件数はCEAを上回っている. 現在CASはCEAのhigh-riskの患者において, その安全性と有効性が認められている16). CASの治療の際にはdistal embolismが問題になるが, これはバルーンカテーテルによるpercutaneous transluminal angioplasty (...
Saved in:
Published in | 脳卒中の外科 Vol. 39; no. 5; pp. 323 - 328 |
---|---|
Main Authors | , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本脳卒中の外科学会
2011
日本脳卒中の外科学会 |
Online Access | Get full text |
Cover
Loading…
Summary: | 「はじめに」 頚部頚動脈狭窄性病変に対して, 頚動脈内膜剥離術(carotid endarterectomy, CEA)を補完する治療として頚動脈ステント留置術(carotid artery stenting, CAS)が行われるようになった. 本邦でも2008年にCASが保険収載され, 実施件数はCEAを上回っている. 現在CASはCEAのhigh-riskの患者において, その安全性と有効性が認められている16). CASの治療の際にはdistal embolismが問題になるが, これはバルーンカテーテルによるpercutaneous transluminal angioplasty (PTA)での血管拡張に伴うプラークからのdebris発生が原因の1つと考えられている. このdistal embolismによる問題は大きく, プラーク性状の術前評価が治療を行ううえで非常に重要である. |
---|---|
ISSN: | 0914-5508 1880-4683 |
DOI: | 10.2335/scs.39.323 |