EUS-HGS後に仮性動脈瘤による胆道出血を来した1例
「症例」患者: 70代, 女性 現病歴: IPMN定期観察中に腫瘍マーカー高値, 胆管狭窄が出現し当院紹介となった. ERCPを含めた精査を行い, 膵頭部癌・胆管浸潤の診断となった. 遠隔転移やリンパ節腫大はなく, 手術加療を提案したが, 積極的な治療を希望されず, 緩和医療の方針となった. 既に留置されていた胆管ステントをプラスチックステントから金属ステントに交換する目的で入院となった. 入院後経過: 第2病日にERCPを企図したが, 膵頭部癌の十二指腸浸潤による影響で十二指腸狭窄を来していたため側視鏡の通過が困難であり, 直視鏡を用い, 既存の胆管ステントを抜去するのみで検査終了した. そ...
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Published in | Progress of Digestive Endoscopy Vol. 104; no. 1; pp. 126 - 127 |
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Main Authors | , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
21.06.2024
日本消化器内視鏡学会関東支部会 |
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Summary: | 「症例」患者: 70代, 女性 現病歴: IPMN定期観察中に腫瘍マーカー高値, 胆管狭窄が出現し当院紹介となった. ERCPを含めた精査を行い, 膵頭部癌・胆管浸潤の診断となった. 遠隔転移やリンパ節腫大はなく, 手術加療を提案したが, 積極的な治療を希望されず, 緩和医療の方針となった. 既に留置されていた胆管ステントをプラスチックステントから金属ステントに交換する目的で入院となった. 入院後経過: 第2病日にERCPを企図したが, 膵頭部癌の十二指腸浸潤による影響で十二指腸狭窄を来していたため側視鏡の通過が困難であり, 直視鏡を用い, 既存の胆管ステントを抜去するのみで検査終了した. その後第5病日に胆嚢炎を発症し, 経皮経肝胆嚢ドレナージ(PTGBD)を施行した. |
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ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.104.1_126 |