野生鳥獣由来食肉の安全性確保に関する研究

「野生鳥獣由来食肉の安全性確保」のために,野生動物の生態学者,各野生動物の専門家,行政経験者,疫学者,疾病診断の専門家を組織とし,現地調査やアンケート調査を通じて「野生鳥獣由来食肉」に関する全体像を把握し,さらに行政のネットワークを利用して野生動物の採材,病原体保有状況の調査,疫学的背景に基づく科学的な野生動物由来肉のリスク評価を行い,「安全性確保のためのガイドライン」を作成し,適正なリスク管理措置を提言することを目的として,本研究を展開している。実態調査を主目的として,7つの項目「野生動物サーベイランス方法の開発と行政調査および野生動物捕獲利用に関する調査研究(門平睦代)」,「シカの生態と捕...

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Published in日本野生動物医学会誌 Vol. 18; no. 3; pp. 83 - 86
Main Authors 村田, 浩一, 青木, 博史, 小野, 文子, 山本, 茂貴, 髙井, 伸二, 前田, 健, 門平, 睦代
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本野生動物医学会 30.09.2013
Subjects
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ISSN1342-6133
2185-744X
DOI10.5686/jjzwm.18.83

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Summary:「野生鳥獣由来食肉の安全性確保」のために,野生動物の生態学者,各野生動物の専門家,行政経験者,疫学者,疾病診断の専門家を組織とし,現地調査やアンケート調査を通じて「野生鳥獣由来食肉」に関する全体像を把握し,さらに行政のネットワークを利用して野生動物の採材,病原体保有状況の調査,疫学的背景に基づく科学的な野生動物由来肉のリスク評価を行い,「安全性確保のためのガイドライン」を作成し,適正なリスク管理措置を提言することを目的として,本研究を展開している。実態調査を主目的として,7つの項目「野生動物サーベイランス方法の開発と行政調査および野生動物捕獲利用に関する調査研究(門平睦代)」,「シカの生態と捕獲に関する調査研究(青木博史)」,「野生鳥類の生態と捕獲利用に関する調査(村田浩一)」,「イノシシの生態と捕獲利用に関する調査(前田 健)」,「野生動物の病原体診断および抗体測定法の開発(小野文子)」,「食中毒,食品由来感染症に関する調査(山本茂貴)」,「野生鳥獣由来肉に関する基礎データ収集と解析(東レリサーチ)」について事業を展開しているので,本シンポジウムでは,初年度成績を含めて概要をご紹介する。
ISSN:1342-6133
2185-744X
DOI:10.5686/jjzwm.18.83