産後頼る人がいないと感じる妊婦に対する継続支援 病棟助産師による産後退院早期の家庭訪問を実施して

産後、頼る人がいないと感じる妊婦に対し、病棟助産師による産後退院早期の家庭訪問を取り入れた継続支援の効果を明らかにすることを目的に事例検討を行い分析した。結果として、褥婦は退院後も助産師を近くに感じ安心感を抱くことができ、自宅での生活に合った育児方法を指導してもらえることで育児に自信が持てた。そして、産後孤独を感じる時期がなく安定して育児に取り組むことができた。新型感染症、家族形態の変化など妊褥婦が孤立しやすい現状があり、産後頼り先が分からない、頼れないと感じる妊婦に対して家庭訪問を通して病棟助産師から地域に出てアプローチし継続支援に取り組む必要がある。...

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Published in日本母性看護学会誌 Vol. 23; no. 1; pp. 33 - 39
Main Authors 後藤, 悠希, 齋藤, 久美子, 末次, 加奈
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本母性看護学会 28.10.2022
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ISSN1345-773X
2434-6187
DOI10.32305/jjsmn.23.1_33

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Summary:産後、頼る人がいないと感じる妊婦に対し、病棟助産師による産後退院早期の家庭訪問を取り入れた継続支援の効果を明らかにすることを目的に事例検討を行い分析した。結果として、褥婦は退院後も助産師を近くに感じ安心感を抱くことができ、自宅での生活に合った育児方法を指導してもらえることで育児に自信が持てた。そして、産後孤独を感じる時期がなく安定して育児に取り組むことができた。新型感染症、家族形態の変化など妊褥婦が孤立しやすい現状があり、産後頼り先が分からない、頼れないと感じる妊婦に対して家庭訪問を通して病棟助産師から地域に出てアプローチし継続支援に取り組む必要がある。
ISSN:1345-773X
2434-6187
DOI:10.32305/jjsmn.23.1_33