Hydrocortisone 17-butyrate 21-propionateの毒性研究 : 2. ラットの皮下投与における亜急性毒性試験
雌雄ラットにHBP, 0.08, 0.4, 2.0, 10, 50 mg/kgを1ヵ月間皮下投与して亜急性毒性, 並びに回復性を検討し, 更に対照薬剤としてBV及びHBの0.08, 0.4, 2.0 mg/kgをHBPと同様に処置して比較検討した結果, HBP 0.08 mg/kg以上の投与群で雄に, 2.0mg/kg以上の投与群で雌にそれぞれ体重増加の抑制がみられ, また50 mg/kg群で死亡例が認められた。投与終了時の諸検査ではHBP 0.08 mg/kg群は雌雄とも著変を認めず, 0.4 mg/kg以上の投与群に投与量の増加に伴った白血球数の減少, リンパ球数の減少, 血清コレステロー...
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Published in | The Journal of Toxicological Sciences Vol. 6; no. Supplement; pp. 17 - 46 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | English |
Published |
一般社団法人 日本毒性学会
1981
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Summary: | 雌雄ラットにHBP, 0.08, 0.4, 2.0, 10, 50 mg/kgを1ヵ月間皮下投与して亜急性毒性, 並びに回復性を検討し, 更に対照薬剤としてBV及びHBの0.08, 0.4, 2.0 mg/kgをHBPと同様に処置して比較検討した結果, HBP 0.08 mg/kg以上の投与群で雄に, 2.0mg/kg以上の投与群で雌にそれぞれ体重増加の抑制がみられ, また50 mg/kg群で死亡例が認められた。投与終了時の諸検査ではHBP 0.08 mg/kg群は雌雄とも著変を認めず, 0.4 mg/kg以上の投与群に投与量の増加に伴った白血球数の減少, リンパ球数の減少, 血清コレステロール量, GOT・GPT 活性の上昇, AL-P活性の低下, 副腎, リンパ系組織, 造血系組織, 生殖器の退行性変化等が認められた。これらの変化は, 雌よりも雄において低用量で認められ, また3薬剤中BVにおいてより強く認められた。(研究期間:昭和51年11月~昭和52年3月) |
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ISSN: | 0388-1350 1880-3989 |
DOI: | 10.2131/jts.6.Supplement_17 |