ハーフアクティブ整流器を用いた人工心臓体内回路の発熱低減に関する検討

完全体内埋込型人工心臓へのエネルギー伝送方法として経皮エネルギー伝送システムの研究が行われているが、体内側回路の交流電力を直流電力に変換する整流回路において一般的なダイオードブリッジ整流回路を用いると整流ダイオードの発熱が問題となる。本研究ではダイオードブリッジのLow-Side部にパワーMOS-FETを付与するハーフアクティブ整流器による整流を行うことで、整流後の電圧を一定に保ち安定した電力供給を行うことにくわえ、ダイオードの発熱を従来のダイオードブリッジ回路と比べて低減することとの両立を実現したのでシミュレーションと実測の2点から報告する。...

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Published in生体医工学 Vol. Annual58; no. Abstract; p. 246
Main Authors 沖永, 友輝, 山本, 隆彦, 越地, 耕二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本生体医工学会 2020
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Summary:完全体内埋込型人工心臓へのエネルギー伝送方法として経皮エネルギー伝送システムの研究が行われているが、体内側回路の交流電力を直流電力に変換する整流回路において一般的なダイオードブリッジ整流回路を用いると整流ダイオードの発熱が問題となる。本研究ではダイオードブリッジのLow-Side部にパワーMOS-FETを付与するハーフアクティブ整流器による整流を行うことで、整流後の電圧を一定に保ち安定した電力供給を行うことにくわえ、ダイオードの発熱を従来のダイオードブリッジ回路と比べて低減することとの両立を実現したのでシミュレーションと実測の2点から報告する。
ISSN:1347-443X
1881-4379
DOI:10.11239/jsmbe.Annual58.246