米国放射線防護審議会第1専門委員会2018年年会の概要

「1. はじめに」米国放射線防護審議会(NCRP)は, 放射線の防護・測定について調査し, その成果を, Report(数100頁のレポート), Commentary(100頁前後のコメンタリー)かStatement(10頁未満の声明)のいずれかのNCRP刊行物としてまとめ, 米国連邦政府や社会に提供している. NCRP刊行物の信頼度は高く, 国際放射線防護委員会(ICRP)勧告の根拠となることも多々ある. NCRPは, 幹事会, 審議会, 行政委員会, 7つの専門委員会(PAC), 各PAC傘下の科学委員会(SC)と, 審議会傘下の審議会委員会(CC)により構成されている. このうち, SC...

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Published in保健物理 Vol. 53; no. 2; pp. 116 - 118
Main Author 浜田, 信行
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本保健物理学会 2018
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Summary:「1. はじめに」米国放射線防護審議会(NCRP)は, 放射線の防護・測定について調査し, その成果を, Report(数100頁のレポート), Commentary(100頁前後のコメンタリー)かStatement(10頁未満の声明)のいずれかのNCRP刊行物としてまとめ, 米国連邦政府や社会に提供している. NCRP刊行物の信頼度は高く, 国際放射線防護委員会(ICRP)勧告の根拠となることも多々ある. NCRPは, 幹事会, 審議会, 行政委員会, 7つの専門委員会(PAC), 各PAC傘下の科学委員会(SC)と, 審議会傘下の審議会委員会(CC)により構成されている. このうち, SCとCCは, 特定のNCRP刊行物を作成するために設置され, 刊行が完了すると解散するアドホック委員会で, その他は, 全て常設委員会である. 現行(2018年3月13日時点)のSCは14つ, CCは2つである.
ISSN:0367-6110
1884-7560
DOI:10.5453/jhps.53.116