高感度レーザー分光に基づく生体試料中放射性炭素同位体分析システムの開発

医薬品開発プロセスにおいて,放射性炭素(14C)標識化合物をヒトに単回投与してヒト薬物動態を評価するマイクロドーズ臨床試験が実用化されつつあり,医薬品開発の低コスト化とリードタイムの大幅短縮が期待されている。本研究では,マイクロドーズ臨床試験における高感度と低コストを兼ね備えた簡便な14C測定への適用を念頭に,高感度レーザー分光に基づく生体試料中14C分析システムを開発した。...

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Published inRADIOISOTOPES Vol. 67; no. 3; pp. 85 - 91
Main Authors 寺林, 稜平, Sonnenschein, Volker, 富田, 英生, 佐藤, 淳史, 林, 紀善, 加藤, 修介, 金, 磊, 山中, 真仁, 西澤, 典彦, 野沢, 耕平, 橋爪, 研太, 井口, 哲夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本アイソトープ協会 15.03.2018
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Summary:医薬品開発プロセスにおいて,放射性炭素(14C)標識化合物をヒトに単回投与してヒト薬物動態を評価するマイクロドーズ臨床試験が実用化されつつあり,医薬品開発の低コスト化とリードタイムの大幅短縮が期待されている。本研究では,マイクロドーズ臨床試験における高感度と低コストを兼ね備えた簡便な14C測定への適用を念頭に,高感度レーザー分光に基づく生体試料中14C分析システムを開発した。
ISSN:0033-8303
1884-4111
DOI:10.3769/radioisotopes.67.85