患者持参化粧品製剤パッチテスト成績の今昔

化粧品の品質改善のためか, 最近化粧品皮膚炎は軽症のものが多い。果して品質が改善されたかどうかをみるために, 1975, 1976年の持参化粧品パッチテストの結果を1981, 1982年のそれと比較したところ, 皮膚刺激指数は約1/4に減じ, アレルギー反応はメイク製品で著明に下降していたが, 基礎化品では若干上昇していた。さらにメーカー別に検討すると, 刺激指数, アレルギー反応共に代表的メーカーが低率であった。...

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Published in皮膚 Vol. 25; no. 4; pp. 696 - 702
Main Authors 麻生, 五月, 奥野, 冨起子, 山本, 幸代, 渡辺, 加代子, 須貝, 哲郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本皮膚科学会大阪地方会 1983
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ISSN0018-1390
1884-541X
DOI10.11340/skinresearch1959.25.696

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Summary:化粧品の品質改善のためか, 最近化粧品皮膚炎は軽症のものが多い。果して品質が改善されたかどうかをみるために, 1975, 1976年の持参化粧品パッチテストの結果を1981, 1982年のそれと比較したところ, 皮膚刺激指数は約1/4に減じ, アレルギー反応はメイク製品で著明に下降していたが, 基礎化品では若干上昇していた。さらにメーカー別に検討すると, 刺激指数, アレルギー反応共に代表的メーカーが低率であった。
ISSN:0018-1390
1884-541X
DOI:10.11340/skinresearch1959.25.696