小児科領域におけるCefpiramideの基礎的, 臨床的検討

Cefpiramide (CPM) は住友化学工業 (株) と山之内製薬 (株) によつて開発されたセフェム系に属する注射用抗生物質である。この薬剤の特徴として既存のセフェム系抗生物質に比べ生物的半減期が長く, ヒトに静脈内投与した場合の血中濃度が高く, 又緑膿菌, 百日咳菌などにも抗菌力を認め, 抗菌スペクトルの拡大がみられる。今回我々は小児科領域における本剤の基礎的, 臨床的検討の機会を得たので, 多少の考察を加えて報告する1)。...

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Published inThe Japanese Journal of Antibiotics Vol. 36; no. 8; pp. 2195 - 2200
Main Authors 城崎, 慶治, 岩田, 敏, 岩崎, 由紀夫, 佐藤, 吉壮, 佐野, はつの, 若林, 良, 早野, 紳哉, 井原, 正博, 砂川, 慶介, 小佐野, 満
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 日本感染症医薬品協会 01.08.1983
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Summary:Cefpiramide (CPM) は住友化学工業 (株) と山之内製薬 (株) によつて開発されたセフェム系に属する注射用抗生物質である。この薬剤の特徴として既存のセフェム系抗生物質に比べ生物的半減期が長く, ヒトに静脈内投与した場合の血中濃度が高く, 又緑膿菌, 百日咳菌などにも抗菌力を認め, 抗菌スペクトルの拡大がみられる。今回我々は小児科領域における本剤の基礎的, 臨床的検討の機会を得たので, 多少の考察を加えて報告する1)。
ISSN:0368-2781
2186-5477
DOI:10.11553/antibiotics1968b.36.2195