看護師の学び直しプログラム"バーチャル・カレッジ"のシステム開発と課題

新潟県立看護大学では,看護師の学び直しを支援するプログラムを展開している.そのプログラムの一つ「バーチャル・カレッジ」のシステムの特徴は,インターネット環境が整備されていれば誰でもアクセス可能であり,双方向性のコミュニケーションを兼ね備えている点である.システムの運用後に,受講者に対し,意見を求めた.その結果,「パソコン操作に不得手なため,システム環境が整備できない.」「顔が見えないネット上で,掲示板に実名投稿することへの抵抗感.」「Webカメラを使用するにあたって整容に時間を要する.」など,想定外の問題が挙げられた.また,受講者数の増加によるシステム運営財源の確保将来も今度の課題である.シス...

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Published inバイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 Vol. 14; no. 2; pp. 69 - 75
Main Authors 須藤, 陽子, 原, 等子, 飯田, 智恵, 田口, 玲子, 井上, 智代, 橋本, 明浩, 内宮, 律代, 山田, 正実
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published バイオメディカル・ファジィ・システム学会 10.10.2012
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ISSN1345-1537
2424-2578
DOI10.24466/jbfsa.14.2_69

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Summary:新潟県立看護大学では,看護師の学び直しを支援するプログラムを展開している.そのプログラムの一つ「バーチャル・カレッジ」のシステムの特徴は,インターネット環境が整備されていれば誰でもアクセス可能であり,双方向性のコミュニケーションを兼ね備えている点である.システムの運用後に,受講者に対し,意見を求めた.その結果,「パソコン操作に不得手なため,システム環境が整備できない.」「顔が見えないネット上で,掲示板に実名投稿することへの抵抗感.」「Webカメラを使用するにあたって整容に時間を要する.」など,想定外の問題が挙げられた.また,受講者数の増加によるシステム運営財源の確保将来も今度の課題である.システムを活用し,プログラムの効果を上げるためにも,システム自体を充実させることはもちろんであるが,今回,明らかにされた問題を解決する必要がある.
ISSN:1345-1537
2424-2578
DOI:10.24466/jbfsa.14.2_69