Mo. Ma Ultra使用時にステントデリバリーシステムの回収に苦慮した2例

【目的】頚動脈ステント留置(carotid artery stenting;CAS)時にMo. Ma Ultra(以下Mo. Ma)を使用し, ステントデリバリーシステムの回収に難渋した症例を経験したので,その機序と安全に回収するために行うべき手技について報告する.【症例】代表症例1:81歳,男性.症候性頚動脈狭窄にMo. Maを用いてCASを行ったが,ステントデリバリーシステムの回収に難渋した.【結論】Mo. Ma使用時にステントデリバリーシステムが回収困難になる原因は,ステント先端マーカーがMo. Maの出口ポートで引っかかることである.Preciseステントのアウターシースを確実にリシー...

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Published inJournal of Neuroendovascular Therapy Vol. 7; no. 5; pp. 338 - 344
Main Authors 足立, 秀光, 坂井, 信幸, 今村, 博敏, 谷, 正一, 坂井, 千秋, 石川, 達也, 峰晴, 陽平, 浅井, 克則, 池田, 宏之, 稲田, 拓, 小倉, 健紀, 柴田, 帝式, 別府, 幹也, 阿河, 祐二, 清水, 寛平, 藤堂, 謙一, 山本, 司郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会 2013
日本脳神経血管内治療学会
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Summary:【目的】頚動脈ステント留置(carotid artery stenting;CAS)時にMo. Ma Ultra(以下Mo. Ma)を使用し, ステントデリバリーシステムの回収に難渋した症例を経験したので,その機序と安全に回収するために行うべき手技について報告する.【症例】代表症例1:81歳,男性.症候性頚動脈狭窄にMo. Maを用いてCASを行ったが,ステントデリバリーシステムの回収に難渋した.【結論】Mo. Ma使用時にステントデリバリーシステムが回収困難になる原因は,ステント先端マーカーがMo. Maの出口ポートで引っかかることである.Preciseステントのアウターシースを確実にリシースすることによりシステムを回収することができた.
ISSN:1882-4072
2186-2494
DOI:10.5797/jnet.7.338