病院死と在宅死におけるがん患者の日常生活行為の比較

ターミナル期におけるがん患者の日常生活行為について, 病院で死亡した患者35名と在宅で死亡した患者21名のカルテの内容から分析した。その結果, 死亡前4週間の患者の日常生活行為は, 食事, 排泄, 清潔すべての項目において, 在宅患者は病院患者のそれよりも日常生活に近い形で行われていた。「医療」を中心に置く病院のケアと, 「生活」を中心に考える在宅ケアの違いが明らかになった。...

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Published in東京保健科学学会誌 Vol. 2; no. 1; pp. 39 - 45
Main Authors 杉本, 正子, [タカ]石, 純子, 川越, 博美, 後閑, 容子, 望月, 葉子, 春山, 早苗, 松本, 弘子, 下平, 唯子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本保健科学学会 1999
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Summary:ターミナル期におけるがん患者の日常生活行為について, 病院で死亡した患者35名と在宅で死亡した患者21名のカルテの内容から分析した。その結果, 死亡前4週間の患者の日常生活行為は, 食事, 排泄, 清潔すべての項目において, 在宅患者は病院患者のそれよりも日常生活に近い形で行われていた。「医療」を中心に置く病院のケアと, 「生活」を中心に考える在宅ケアの違いが明らかになった。
ISSN:1344-3844
2433-149X
DOI:10.24531/jjhs.2.1_39