小児におけるCefoxitinの臨床使用経験
Cefoxitin (CFX) は, 米国Merck Sharp & Dohme Research Laboratoriesで新らしく開発されたCephamycin系の抗生剤である。その特徴の1つは, Cephem環の7α 位にMethoxy基をもつことで, 他のβ-Lactam抗生剤よりもβ-Lactamaseに安定性があるといわれている1~8)。 CFXの成人における臨床効果, 副作用などについては, すでに報告がなされている4~6)。われわれは, 小児科領域での感染症患者にCFXを使用し, 臨床的検討と多少の基礎的検討をおこなつたので報告する。...
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Published in | The Japanese Journal of Antibiotics Vol. 34; no. 3; pp. 359 - 361 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益財団法人 日本感染症医薬品協会
01.03.1981
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ISSN | 0368-2781 2186-5477 |
DOI | 10.11553/antibiotics1968b.34.359 |
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Summary: | Cefoxitin (CFX) は, 米国Merck Sharp & Dohme Research Laboratoriesで新らしく開発されたCephamycin系の抗生剤である。その特徴の1つは, Cephem環の7α 位にMethoxy基をもつことで, 他のβ-Lactam抗生剤よりもβ-Lactamaseに安定性があるといわれている1~8)。 CFXの成人における臨床効果, 副作用などについては, すでに報告がなされている4~6)。われわれは, 小児科領域での感染症患者にCFXを使用し, 臨床的検討と多少の基礎的検討をおこなつたので報告する。 |
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ISSN: | 0368-2781 2186-5477 |
DOI: | 10.11553/antibiotics1968b.34.359 |