耳鼻咽喉科領域におけるLividomycinの基礎的ならびに臨床的研究

Aminoglycoside系抗生物質は, グラム陽性菌, 陰性菌にまたがる広い抗菌スペクトルをもち, 殺菌的に作用する抗生物質として種々のものが臨床に使われている。このたび新しく登場したLividomycin (LVM) は, Aminoglycoside系抗生物質に属しており, 従来のこの種のものとくらべ, 抗菌力などにおいて一定の特徴をもつことが知られて来たようである。そこで, 今回われわれも本剤に関する2, 3の基礎的検討をおこなうとともに, 耳鼻咽喉科領域感染症に使用する機会を得たので, その成績をここに報告する。...

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Published inThe Japanese Journal of Antibiotics Vol. 25; no. 6; pp. 501 - 505
Main Authors 馬場, 駿吉, 本堂, 潤, 河田, 博, 加藤, 哲二, 高須, 照男, 三村, 幸弘, 間宮, 敦, 和田, 健二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 日本感染症医薬品協会 01.12.1972
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ISSN0368-2781
2186-5477
DOI10.11553/antibiotics1968b.25.501

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Summary:Aminoglycoside系抗生物質は, グラム陽性菌, 陰性菌にまたがる広い抗菌スペクトルをもち, 殺菌的に作用する抗生物質として種々のものが臨床に使われている。このたび新しく登場したLividomycin (LVM) は, Aminoglycoside系抗生物質に属しており, 従来のこの種のものとくらべ, 抗菌力などにおいて一定の特徴をもつことが知られて来たようである。そこで, 今回われわれも本剤に関する2, 3の基礎的検討をおこなうとともに, 耳鼻咽喉科領域感染症に使用する機会を得たので, その成績をここに報告する。
ISSN:0368-2781
2186-5477
DOI:10.11553/antibiotics1968b.25.501