分娩体位の知識と分娩台に対するイメージとの関連性

妊娠・出産を控えた若い女性が持っている分娩体位の知識と分娩台に対するイメージとの関連を明らかにする目的で、看護学生2年生77名、看護学生3年生75名、助産学生165名を対象にアンケート調査を行った。その結果、1)各分娩体位の認知度は看護学生と助産学生の間に大きな差が見られる(p値=0.000)。2)看護学生と比較して知識点の高い助産学生ほど明るいイメージ・主体性に関わるイメージは低く、逆に暗いイメージは高くなっていた。3)"普通だ""当たり前である"(ともにp値=0.000)、"一般的だ"(p値=0.012)の項目で看護学生と助産学生...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inバイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 Vol. 11; no. 2; pp. 41 - 52
Main Authors 尾崎, 恵美, 高尾, 純子, 鶴川, まどか, 西, 美由紀, 前田, 智奈, 中野, 正博, 高松, 三穂子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published バイオメディカル・ファジィ・システム学会 02.10.2009
Subjects
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:妊娠・出産を控えた若い女性が持っている分娩体位の知識と分娩台に対するイメージとの関連を明らかにする目的で、看護学生2年生77名、看護学生3年生75名、助産学生165名を対象にアンケート調査を行った。その結果、1)各分娩体位の認知度は看護学生と助産学生の間に大きな差が見られる(p値=0.000)。2)看護学生と比較して知識点の高い助産学生ほど明るいイメージ・主体性に関わるイメージは低く、逆に暗いイメージは高くなっていた。3)"普通だ""当たり前である"(ともにp値=0.000)、"一般的だ"(p値=0.012)の項目で看護学生と助産学生の間に有意差が見られ、知識点が低いほど分娩台で産むことを当然であるという意識があると考えられることが明らかとなった。
ISSN:1345-1537
2424-2578
DOI:10.24466/jbfsa.11.2_41