在宅高齢者における転倒の疫学
愛知県常滑市における住民検診に参加した65歳以上の高齢者を対象に転倒の実態を調査した. 2,774人の回答者において, 過去1年間に転倒した人の割合は13.7%であった. 転倒者割合は, 女性に高く, また, 年齢が高い群において高かった. 転倒の発生状況は655人について結果が得られたが, 大部分の転倒が日中, 屋外で発生する, 歩行中の転倒が圧倒的に多い, 転倒原因としては外因の関与が大きい, 骨折は転倒の10%弱に伴う, などの結果が得られた....
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Published in | 日本老年医学会雑誌 Vol. 40; no. 5; pp. 484 - 486 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本老年医学会
25.09.2003
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0300-9173 |
DOI | 10.3143/geriatrics.40.484 |
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Summary: | 愛知県常滑市における住民検診に参加した65歳以上の高齢者を対象に転倒の実態を調査した. 2,774人の回答者において, 過去1年間に転倒した人の割合は13.7%であった. 転倒者割合は, 女性に高く, また, 年齢が高い群において高かった. 転倒の発生状況は655人について結果が得られたが, 大部分の転倒が日中, 屋外で発生する, 歩行中の転倒が圧倒的に多い, 転倒原因としては外因の関与が大きい, 骨折は転倒の10%弱に伴う, などの結果が得られた. |
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ISSN: | 0300-9173 |
DOI: | 10.3143/geriatrics.40.484 |