寒天と鉛筆などを用いた電気スタンプ

電気分解を利用して,寒天層表面の指示薬の色を変化させ絵や文字を描かせる実験を紹介する。寒天にフェノールフタレイン指示薬を溶かし,陰極となる鉛筆を触れさせて電気を通じると,その部分が塩基性となって赤色を呈する。幅広く色が広がるのでペンというよりスタンプを押したような効果が期待できる。また,背景にあらかじめデザインを描いた紙を配置しておくと,色変化をより楽しむことができる。安価な素材で操作も安全・容易であり,手応え感のある実験となっている。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in化学と教育 Vol. 70; no. 2; pp. 78 - 79
Main Author 山田, 暢司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本化学会 20.02.2022
The Chemical Society of Japan
Online AccessGet full text
ISSN0386-2151
2424-1830
DOI10.20665/kakyoshi.70.2_78

Cover

More Information
Summary:電気分解を利用して,寒天層表面の指示薬の色を変化させ絵や文字を描かせる実験を紹介する。寒天にフェノールフタレイン指示薬を溶かし,陰極となる鉛筆を触れさせて電気を通じると,その部分が塩基性となって赤色を呈する。幅広く色が広がるのでペンというよりスタンプを押したような効果が期待できる。また,背景にあらかじめデザインを描いた紙を配置しておくと,色変化をより楽しむことができる。安価な素材で操作も安全・容易であり,手応え感のある実験となっている。
ISSN:0386-2151
2424-1830
DOI:10.20665/kakyoshi.70.2_78