当院回復期リハビリテーション病棟における早出介入効果について

当院回復期リハ病棟では,目標指向的アプローチの一環として平成17年6月より早出業務を実施している。今回,当院における早出介入による「しているADL」への効果を検討した。対象は,平成17年6月20日から9月30日の期間に,回復期リハ病棟に入院した患者のうち,PT・OTが早出で介入した73名であった。介入項目は,更衣・食事・整容・移動動作の4項目で,各項目ごとに介入頻度別に1回群,複数群に分け,疾患別では整形群,中枢群に分類し,介入前後での各患者のFIM得点を比較した。更衣動作における1回群,複数群,中枢群では有意差が認められた。その他の項目については,有意差が認められなかった。更衣動作は,ADL...

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Published inRigakuryoho-Rinsho, Kenkyu, Kyoiku Vol. 14; no. 14; pp. 48 - 51
Main Authors 森尾, 卓哉, 平岡, 昌樹, 荻田, 康則, 山根, 直哉, 茶川, 治樹, 宮本, 裕子, 崎本, 充, 坂本, 望, 中澤, 紀子, 金井, 千賀子, 飛松, 好子, 安永, 彰子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 埼玉県理学療法士会 2007
Saitama Physical Therapy Association
Subjects
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ISSN1880-893X
1880-8948
DOI10.11350/ptcse.14.48

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Summary:当院回復期リハ病棟では,目標指向的アプローチの一環として平成17年6月より早出業務を実施している。今回,当院における早出介入による「しているADL」への効果を検討した。対象は,平成17年6月20日から9月30日の期間に,回復期リハ病棟に入院した患者のうち,PT・OTが早出で介入した73名であった。介入項目は,更衣・食事・整容・移動動作の4項目で,各項目ごとに介入頻度別に1回群,複数群に分け,疾患別では整形群,中枢群に分類し,介入前後での各患者のFIM得点を比較した。更衣動作における1回群,複数群,中枢群では有意差が認められた。その他の項目については,有意差が認められなかった。更衣動作は,ADL場面において実施頻度が高いため効果が得られたと考えられた。整容・移動動作においては,動作の「質的向上」が図られたと考えられた。
ISSN:1880-893X
1880-8948
DOI:10.11350/ptcse.14.48