抵抗構成運動による歩行能力の改善 整形外科疾患患者に対するアプローチ
本研究は,整形外科疾患患者(以下整形患者)に対し抵抗構成運動を施し,歩行能力向上に関して検討した。対象は,介入目的を説明し同意を得た歩行自立レベルの高齢者7名(男性3名,女性4名)であり,中枢性運動麻痺および認知症を既往とする者は除外した。方法は,両膝関節への抵抗構成運動を同一検者で10回2セット実施し,アプローチ前後の歩行能力について検討した。結果,歩幅と歩行率,歩行速度がそれぞれ向上し,整形患者に対する抵抗構成運動の有用性が示唆された。...
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Published in | 理学療法科学 Vol. 21; no. 4; pp. 411 - 415 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
理学療法科学学会
2006
|
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
DOI | 10.1589/rika.21.411 |
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Summary: | 本研究は,整形外科疾患患者(以下整形患者)に対し抵抗構成運動を施し,歩行能力向上に関して検討した。対象は,介入目的を説明し同意を得た歩行自立レベルの高齢者7名(男性3名,女性4名)であり,中枢性運動麻痺および認知症を既往とする者は除外した。方法は,両膝関節への抵抗構成運動を同一検者で10回2セット実施し,アプローチ前後の歩行能力について検討した。結果,歩幅と歩行率,歩行速度がそれぞれ向上し,整形患者に対する抵抗構成運動の有用性が示唆された。 |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.21.411 |