横浜市における学校林を活用した環境教育の実践と地域連携について

都市における学校林は,生き物の棲家として,また地域住民にとって自然と触れ合える貴重な場所である。本研究では,東京都市大学横浜キャンパスの学校林を対象に,都市に残存する緑地の環境教育の場としての有効活用方法と今後の活動の有り様を検討することを目的として,大学独自で取り組んできた緑地保全活動の成果のとりまとめと活動に参加した地域住民へのヒアリングを行った。その結果,学校林は学生の環境教育に有効活用できているが,目的や意義を引き継ぎながら維持管理することの難しさや,開かれた大学として市民の期待がある一方,参加者数の安定的確保など課題も見つかった。...

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Published inJournal of the Japanese society of revegetation technology Vol. 42; no. 1; pp. 224 - 227
Main Authors 橋田, 祥子, 飯島, 健太郎, 北村, 亘, 吉崎, 真司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Tokyo 日本緑化工学会 01.01.2016
Japan Science and Technology Agency
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Summary:都市における学校林は,生き物の棲家として,また地域住民にとって自然と触れ合える貴重な場所である。本研究では,東京都市大学横浜キャンパスの学校林を対象に,都市に残存する緑地の環境教育の場としての有効活用方法と今後の活動の有り様を検討することを目的として,大学独自で取り組んできた緑地保全活動の成果のとりまとめと活動に参加した地域住民へのヒアリングを行った。その結果,学校林は学生の環境教育に有効活用できているが,目的や意義を引き継ぎながら維持管理することの難しさや,開かれた大学として市民の期待がある一方,参加者数の安定的確保など課題も見つかった。
ISSN:0916-7439
0916-7439
DOI:10.7211/jjsrt.42.224