自然養生バークを利用したスギ育苗の試み

スギの育苗を行う場合には,現状ではココピート等の堆積資材を採掘して国内に輸入された資材を利用してきた経緯がある。ココピートにおいては,その堆積形態の違いによる有機物分解が均一でないことから育苗を行う場合,生育不良となる個体が多くなることが問題となっていた。このような問題を解決するために,スギのバークに発酵促進材等を混合せずに3年以上養生した有機質資材を用いることで,苗木の健全な生育を促進した事例について報告するものである。...

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Published inJournal of the Japanese society of revegetation technology Vol. 42; no. 1; pp. 244 - 247
Main Authors 田中, 賢治, 岡村, 怜美, 中村, 干城, 志々目, 道夫, 柳田, 力男, 垣内, 文昭, 平岡, 直樹, 竹内, 真一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Tokyo 日本緑化工学会 01.01.2016
Japan Science and Technology Agency
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Summary:スギの育苗を行う場合には,現状ではココピート等の堆積資材を採掘して国内に輸入された資材を利用してきた経緯がある。ココピートにおいては,その堆積形態の違いによる有機物分解が均一でないことから育苗を行う場合,生育不良となる個体が多くなることが問題となっていた。このような問題を解決するために,スギのバークに発酵促進材等を混合せずに3年以上養生した有機質資材を用いることで,苗木の健全な生育を促進した事例について報告するものである。
ISSN:0916-7439
0916-7439
DOI:10.7211/jjsrt.42.244