口唇口蓋裂を有する患者への表情トレーニング導入に向けた表情合成ツールの利用の提案

口唇口蓋裂は,日本では約500人に1人に発症する先天性奇形である.本研究では,口唇口蓋裂を有する患者を対象とし,表情トレーニングに着目した.表情トレーニング導入のための動機づけを目的とし,表出したい表情を患者自身に設定してもらう表情合成ツールを用いる枠組みを提案した.そして,17名の患者を対象とした予備調査を実施し,仮説となる患者の心理プロセスモデルを提案した.仮説(患者の心理プロセスモデル)を検証するために20名の患者を対象とした実験を実施し,仮説が適となることを確認した....

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Published inJournal of Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics Vol. 31; no. 4; pp. 771 - 778
Main Authors 伊藤, 京子, 八木, 雅和, 埴淵, 俊平, 上松, 節子, 高見, 愛, 高田, 健治, 西田, 正吾
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Iizuka 日本知能情報ファジィ学会 15.08.2019
Japan Science and Technology Agency
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ISSN1347-7986
1881-7203
DOI10.3156/jsoft.31.4_771

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Summary:口唇口蓋裂は,日本では約500人に1人に発症する先天性奇形である.本研究では,口唇口蓋裂を有する患者を対象とし,表情トレーニングに着目した.表情トレーニング導入のための動機づけを目的とし,表出したい表情を患者自身に設定してもらう表情合成ツールを用いる枠組みを提案した.そして,17名の患者を対象とした予備調査を実施し,仮説となる患者の心理プロセスモデルを提案した.仮説(患者の心理プロセスモデル)を検証するために20名の患者を対象とした実験を実施し,仮説が適となることを確認した.
Bibliography:ObjectType-Article-1
SourceType-Scholarly Journals-1
ObjectType-Feature-2
content type line 14
ISSN:1347-7986
1881-7203
DOI:10.3156/jsoft.31.4_771