逐次伝達マトリックス法による大規模構造物の動的応答解析
離散系化された構造系の動的応答解析を既存の逐次積分法の各種の手法で行う場合, 系の自由度が増大すると, 通常の大きなマトリックスによる逐次積分の実行は, 電子計算機の記憶容量不足や演算時間の増大などの問題を生ずる. そこで本研究では逐次積分法の各アルゴリズムはそのまま用い, 時間間隔ごとの応答計算を伝達マトリックス法で行う"逐次伝達マトリックス法"と称する方法を提案し, 数値計算によりその妥当性と有効性を確認した....
Saved in:
Published in | 日本機械学会論文集 C編 Vol. 48; no. 429; pp. 672 - 681 |
---|---|
Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本機械学会
1982
|
Online Access | Get full text |
Cover
Loading…
Summary: | 離散系化された構造系の動的応答解析を既存の逐次積分法の各種の手法で行う場合, 系の自由度が増大すると, 通常の大きなマトリックスによる逐次積分の実行は, 電子計算機の記憶容量不足や演算時間の増大などの問題を生ずる. そこで本研究では逐次積分法の各アルゴリズムはそのまま用い, 時間間隔ごとの応答計算を伝達マトリックス法で行う"逐次伝達マトリックス法"と称する方法を提案し, 数値計算によりその妥当性と有効性を確認した. |
---|---|
ISSN: | 0387-5024 1884-8354 |
DOI: | 10.1299/kikaic.48.672 |