異方性回転体の重力・不つりあい強制振動

羽根車および軸系の振動を対象に、異方性が静止側か回転側かに別個に存在する1自由度ジャイロ系での重力と不つりあい力強制振動の相違性を解析的に検討した。その結果、静止および回転座標系での固有振動数(λs,λr)の間には、λs=λr+ω(回転数)の関係が成立することと、回転順異方性系では重力、不つりあい力共振は共に前向きで、静止側異方性系では不つりあい力共振のみ前後向きふれまわりを有することなどがわかった。...

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Published in日本機械学会論文集 C編 Vol. 49; no. 438; pp. 165 - 172
Main Authors 萩原, 憲明, 菊地, 勝昭
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本機械学会 1983
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Summary:羽根車および軸系の振動を対象に、異方性が静止側か回転側かに別個に存在する1自由度ジャイロ系での重力と不つりあい力強制振動の相違性を解析的に検討した。その結果、静止および回転座標系での固有振動数(λs,λr)の間には、λs=λr+ω(回転数)の関係が成立することと、回転順異方性系では重力、不つりあい力共振は共に前向きで、静止側異方性系では不つりあい力共振のみ前後向きふれまわりを有することなどがわかった。
ISSN:0387-5024
1884-8354
DOI:10.1299/kikaic.49.165