川崎市川崎区を事例としたi-Tree Ecoによる街路樹の生態系サービスおよびその貨幣価値の推定

川崎市川崎区を事例に,都市樹林評価モデルi-Tree Ecoを試行し,その解析結果および都市樹林管理業務への活用について考察した。モデルの改変,パラメータの設定を行い,一般に公開されているデータを入力データとして用いることで,街路樹による炭素蓄積・固定量,住宅の冷暖房使用増減量,大気汚染物質除去量とそれによる健康被害軽減,雨水流出量の削減を推定した。また,それらの貨幣価値は,参考値であるが年間約530万円と推定された。...

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Published inJournal of the Japanese society of revegetation technology Vol. 42; no. 1; pp. 44 - 49
Main Authors 平林, 聡, 徳江, 義宏, 伊藤, 綾, Alexis, ELLIS, Robert, HOEHN, 今村, 史子, 森岡, 千恵
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Tokyo 日本緑化工学会 01.01.2016
Japan Science and Technology Agency
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Summary:川崎市川崎区を事例に,都市樹林評価モデルi-Tree Ecoを試行し,その解析結果および都市樹林管理業務への活用について考察した。モデルの改変,パラメータの設定を行い,一般に公開されているデータを入力データとして用いることで,街路樹による炭素蓄積・固定量,住宅の冷暖房使用増減量,大気汚染物質除去量とそれによる健康被害軽減,雨水流出量の削減を推定した。また,それらの貨幣価値は,参考値であるが年間約530万円と推定された。
ISSN:0916-7439
0916-7439
DOI:10.7211/jjsrt.42.44