春植物の地上部消失後の植生と光環境

春植物が消長したあとどのようになっているのか,植生を把握することを目的とし,神奈川県境川沿いにある2つの異なる河畔林緑地で調査を行った。各調査地の春植物生育地内に2 m×2 mのコドラートを合計21カ所設置し,コドラート内の植生と光環境の季節変化を追った。調査の結果,春植物が消長したあとの植生として,高茎草本などの特定の種が優占するコドラートと,特定の優占種は存在しないコドラート,そしてほぼ何も生えてこないコドラートの3つのパターンがみられた。...

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Bibliographic Details
Published inJournal of the Japanese society of revegetation technology Vol. 42; no. 1; pp. 80 - 85
Main Authors 大塚, 勇哉, 倉本, 宣
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Tokyo 日本緑化工学会 01.01.2016
Japan Science and Technology Agency
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Summary:春植物が消長したあとどのようになっているのか,植生を把握することを目的とし,神奈川県境川沿いにある2つの異なる河畔林緑地で調査を行った。各調査地の春植物生育地内に2 m×2 mのコドラートを合計21カ所設置し,コドラート内の植生と光環境の季節変化を追った。調査の結果,春植物が消長したあとの植生として,高茎草本などの特定の種が優占するコドラートと,特定の優占種は存在しないコドラート,そしてほぼ何も生えてこないコドラートの3つのパターンがみられた。
ISSN:0916-7439
0916-7439
DOI:10.7211/jjsrt.42.80