バセドウ病の薬物療法

バセドウ病の薬物療法で最も用いられている抗甲状腺薬は,甲状腺ホルモン産生を十分抑制するが,投与患者の10%以上で副作用が出現する。そのため,投与開始時には副作用の可能性を必ず説明し,特に最初の2カ月は重症副作用を見逃さないように注意する。ここでは,本薬剤の選択と一般的な投与法,妊娠中(予定)の患者への配慮,治療法を変えるタイミング,抗甲状腺薬以外の治療に,焦点を当てていく。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 Vol. 35; no. 3; pp. 152 - 155
Main Author 西原, 永潤
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会 2018
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN2186-9545
DOI10.11226/jaesjsts.35.3_152

Cover

More Information
Summary:バセドウ病の薬物療法で最も用いられている抗甲状腺薬は,甲状腺ホルモン産生を十分抑制するが,投与患者の10%以上で副作用が出現する。そのため,投与開始時には副作用の可能性を必ず説明し,特に最初の2カ月は重症副作用を見逃さないように注意する。ここでは,本薬剤の選択と一般的な投与法,妊娠中(予定)の患者への配慮,治療法を変えるタイミング,抗甲状腺薬以外の治療に,焦点を当てていく。
ISSN:2186-9545
DOI:10.11226/jaesjsts.35.3_152