脳血管障害高齢患者に伴う嚥下性肺炎とその対策

多発性の脳血管障害病巣のある高齢患者では軽微な場合も含めて, 高率に嚥下障害が認められる.これらの患者では経過中に嚥下性肺炎を生じる割合が高く, 経鼻経管栄養導入のきっかけになることも多く, 寝たきりの要因にもなりやすい.脳血管障害高齢患者に伴う嚥下性肺炎予防対策として, 栄養, 介護面での配慮, 薬物療法は有効であるが, 脳梗塞再発予防を優先することが重要である....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in昭和医学会雑誌 Vol. 64; no. 6; pp. 489 - 493
Main Authors 自見, 隆弘, 宇那木, 晶彦, 澁谷, 誠二, 高橋, 丈二, 若山, 吉弘
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 昭和大学学士会 28.12.2004
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0037-4342
2185-0976
DOI10.14930/jsma1939.64.6_489

Cover

More Information
Summary:多発性の脳血管障害病巣のある高齢患者では軽微な場合も含めて, 高率に嚥下障害が認められる.これらの患者では経過中に嚥下性肺炎を生じる割合が高く, 経鼻経管栄養導入のきっかけになることも多く, 寝たきりの要因にもなりやすい.脳血管障害高齢患者に伴う嚥下性肺炎予防対策として, 栄養, 介護面での配慮, 薬物療法は有効であるが, 脳梗塞再発予防を優先することが重要である.
ISSN:0037-4342
2185-0976
DOI:10.14930/jsma1939.64.6_489