マイクロチップイムノアッセイ

マイクロチップ上で免疫化学反応を行うマイクロチップイムノアッセイは,試料•試薬の微量化,短時間測定,操作の簡便性等の利点により,様々な分野での利用が試みられており,既に多くの種類のイムノアッセイが開発されている.マイクロチップイムノアッセイを実施するには,マイクロチップの材質や表面修飾,サンプルの導入•搬送,検出系といった項目を検討しなければならない.また,マイクロチップ上でイムノアッセイの種類に応じた系を構築する必要もある.本稿では,イムノアッセイの種類と分類について説明するとともに,マイクロチップイムノアッセイを開発する際の要点を論述する.更に,最近の論文で報告されたマイクロチップイムノア...

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Published in分析化学 Vol. 56; no. 7; pp. 521 - 534
Main Authors 馬場, 嘉信, 渡慶次, 学, 舘, 知也, 加地, 範匡
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本分析化学会 2007
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ISSN0525-1931
DOI10.2116/bunsekikagaku.56.521

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Summary:マイクロチップ上で免疫化学反応を行うマイクロチップイムノアッセイは,試料•試薬の微量化,短時間測定,操作の簡便性等の利点により,様々な分野での利用が試みられており,既に多くの種類のイムノアッセイが開発されている.マイクロチップイムノアッセイを実施するには,マイクロチップの材質や表面修飾,サンプルの導入•搬送,検出系といった項目を検討しなければならない.また,マイクロチップ上でイムノアッセイの種類に応じた系を構築する必要もある.本稿では,イムノアッセイの種類と分類について説明するとともに,マイクロチップイムノアッセイを開発する際の要点を論述する.更に,最近の論文で報告されたマイクロチップイムノアッセイの実施例についても紹介する.
ISSN:0525-1931
DOI:10.2116/bunsekikagaku.56.521