我が国の都市緑化工事における植栽樹種の生物多様性の観点に基づく評価

都市の生物多様性の向上には,可能な限り自生種を用いた植栽工事を推進することが望ましく,その推進方策を検討するためには,都市の緑化工事における使用樹種構成の現状を把握する必要がある。このため,日本造園建設業協会会員各社用された樹種を把握するためのアンケート調査実施結果から,全国の政令市・中核市・特例市及び県庁所在都市における自生種の使用状況が明らかになった。また,アンケート調査によって得られた各種意見から,自生種の生産体制の不備などの,都市の緑化工事に自生種を用いることによって都市の生物多様性向上を図ることについての課題の一端を明らかにした。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inJournal of the Japanese society of revegetation technology Vol. 42; no. 1; pp. 3 - 8
Main Authors 李, 夏晨, 吉崎, 真司, 鈴木, 弘孝, 加藤, 真司, 橋田, 祥子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Tokyo 日本緑化工学会 01.01.2016
Japan Science and Technology Agency
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0916-7439
0916-7439
DOI10.7211/jjsrt.42.3

Cover

More Information
Summary:都市の生物多様性の向上には,可能な限り自生種を用いた植栽工事を推進することが望ましく,その推進方策を検討するためには,都市の緑化工事における使用樹種構成の現状を把握する必要がある。このため,日本造園建設業協会会員各社用された樹種を把握するためのアンケート調査実施結果から,全国の政令市・中核市・特例市及び県庁所在都市における自生種の使用状況が明らかになった。また,アンケート調査によって得られた各種意見から,自生種の生産体制の不備などの,都市の緑化工事に自生種を用いることによって都市の生物多様性向上を図ることについての課題の一端を明らかにした。
Bibliography:ObjectType-Article-1
SourceType-Scholarly Journals-1
ObjectType-Feature-2
content type line 14
ISSN:0916-7439
0916-7439
DOI:10.7211/jjsrt.42.3