トラック運転手を対象とした健康教室がメタボリックシンドローム関連指標の改善に及ぼす効果についての試行的検討
中小運送事業所において運転業務に従事する男性従業員を対象に健康教室を実施し,知識の習得及び行動変容,メタボリックシンドロームの改善等に及ぼす効果を明らかにすることを目的として研究を行った。短期間の健康教室では,参加者の体重コントロールや収縮期血圧を除くメタボリックシンドローム関連指標の改善効果を及ぼすことは困難であったが,食習慣及び昼食摂取状況において各自が実践可能な項目の取り組みの実践を促すことは可能であった。健康教育の機会に恵まれにくい業種への普及を目指すには,経営者等に従業員の健康管理の必要性を認識させるとともに,小規模事業所においても実践可能な負荷の小さなプログラムの検討が重要であるこ...
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Published in | 労働科学 Vol. 92; no. 1-2; pp. 17 - 25 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益財団法人大原記念労働科学研究所
2016
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Subjects | |
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Summary: | 中小運送事業所において運転業務に従事する男性従業員を対象に健康教室を実施し,知識の習得及び行動変容,メタボリックシンドロームの改善等に及ぼす効果を明らかにすることを目的として研究を行った。短期間の健康教室では,参加者の体重コントロールや収縮期血圧を除くメタボリックシンドローム関連指標の改善効果を及ぼすことは困難であったが,食習慣及び昼食摂取状況において各自が実践可能な項目の取り組みの実践を促すことは可能であった。健康教育の機会に恵まれにくい業種への普及を目指すには,経営者等に従業員の健康管理の必要性を認識させるとともに,小規模事業所においても実践可能な負荷の小さなプログラムの検討が重要であることが示唆された。(表4) |
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ISSN: | 0022-443X 2187-2570 |
DOI: | 10.11355/isljsl.92.17 |