運動時血圧心拍反応と高血圧発症の予知
正常血圧者および境界域高血圧者のマスター2段階負荷試験における循環反応と4-8年後高血圧発症との関連について検討した。境界域高面圧から高血圧への移行率は28%で正常者の約2倍であった。高血圧の発症は,50,60代の境界型高血圧者で34%であった。高血圧発症群の安静時収縮期血圧・運動負荷前後の収縮期血圧・心拍数の変化は,血圧不変群に比し大きかった。運動負荷時の収縮期血圧と心拍数の応答は,潜在性の高血圧発症素因と深く関わっていると考えられた。...
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Published in | 健康医学 Vol. 12; no. 2; pp. 140 - 143 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本人間ドック学会
1997
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0914-0328 2186-5019 |
DOI | 10.11320/ningendock1986.12.140 |
Cover
Summary: | 正常血圧者および境界域高血圧者のマスター2段階負荷試験における循環反応と4-8年後高血圧発症との関連について検討した。境界域高面圧から高血圧への移行率は28%で正常者の約2倍であった。高血圧の発症は,50,60代の境界型高血圧者で34%であった。高血圧発症群の安静時収縮期血圧・運動負荷前後の収縮期血圧・心拍数の変化は,血圧不変群に比し大きかった。運動負荷時の収縮期血圧と心拍数の応答は,潜在性の高血圧発症素因と深く関わっていると考えられた。 |
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ISSN: | 0914-0328 2186-5019 |
DOI: | 10.11320/ningendock1986.12.140 |