抗ラクトフェリシンモノクローナル抗体の作成とエピトープの推定(短報)
牛ラクトフェリンのN-末端に近い25残基からなるペプチド, ラクトフェリシン(LFcin)は非常に強い抗菌活性を示す. LFcinの多様な機能の発現機作を解明する一手段として, 抗LFcinモノクローナル抗体(mAb)を作成した. LFcinはKLHにカップリングさせてマウスを免疫した. 得られたmAbは化学合成したLFcinとも反応性を示した. 膜上でのべプチド合成システムSPOTsによる判定結果, およびアミノ酸側鎖の化学修飾による結果と併せ, 抗LFcin mAbの結合する部位はQWRと推定された....
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Published in | Journal of Veterinary Medical Science Vol. 58; no. 12; pp. 1227 - 1229 |
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Main Authors | , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | English |
Published |
公益社団法人 日本獣医学会
1996
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0916-7250 1347-7439 |
DOI | 10.1292/jvms.58.12_1227 |
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Summary: | 牛ラクトフェリンのN-末端に近い25残基からなるペプチド, ラクトフェリシン(LFcin)は非常に強い抗菌活性を示す. LFcinの多様な機能の発現機作を解明する一手段として, 抗LFcinモノクローナル抗体(mAb)を作成した. LFcinはKLHにカップリングさせてマウスを免疫した. 得られたmAbは化学合成したLFcinとも反応性を示した. 膜上でのべプチド合成システムSPOTsによる判定結果, およびアミノ酸側鎖の化学修飾による結果と併せ, 抗LFcin mAbの結合する部位はQWRと推定された. |
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ISSN: | 0916-7250 1347-7439 |
DOI: | 10.1292/jvms.58.12_1227 |