検診にて発見された腎細胞癌の超音波像の検討

• Published in: 健康医学 Vol. 14; no. 1; pp. 23 - 26
• Main Authors: 倉林, 恵美, 林, 繁樹, 金井, 洋之, 有馬, ひとみ, 松尾, 美智子, 贄田, 福一, 伊藤, 秀明, 久保田, 淳子
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 公益社団法人 日本人間ドック学会 1999
• Subjects: 偶発腎癌; 超音波検査
• ISSN: 0914-0328; 2186-5019
• DOI: 10.11320/ningendock1986.14.23

超音波検診にて発見された偶発腎癌6例のうち,嚢胞との鑑別を要した小腎細胞癌2例の超音波像について検討した。径1cm前後の小嚢胞や傍腎孟嚢胞では,種々のアーチファクトにより内部エコーを認あるものや,後方エコーの増強を伴わないものもある。嚢胞と思われる症例においても悪性の可能性を念頭に置き,内部エコーの注意深い観察を行うことが腎細胞癌の早期発見につながるものと思われた。