慢性呼吸器疾患患者に対する運動耐容能評価としての30秒椅子立ち上がりテストの有用性

慢性呼吸器疾患(CRD)患者に対し,CS-30テストと運動耐容能の関連について検討した.結果,CS-30テストは6MWTや肺機能検査値と高い相関を示し,精度の高い重回帰式が得られた.これらのことより,CRD患者においてCS-30テストが運動耐容能評価として有用である可能性が示唆され,利便性の高い評価法として応用が可能と思われた.本研究の課題として,病態の異なる疾患を対象としていることが挙げられる.また縦断的検討の必要が考えられた....

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Published in日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 Vol. 22; no. 1; pp. 105 - 109
Main Authors 岩井, 宏治, 林, 秀樹, 小熊, 哲也, 今井, 晋二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 30.06.2012
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ISSN1881-7319
2189-4760
DOI10.15032/jsrcr.22.1_105

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Summary:慢性呼吸器疾患(CRD)患者に対し,CS-30テストと運動耐容能の関連について検討した.結果,CS-30テストは6MWTや肺機能検査値と高い相関を示し,精度の高い重回帰式が得られた.これらのことより,CRD患者においてCS-30テストが運動耐容能評価として有用である可能性が示唆され,利便性の高い評価法として応用が可能と思われた.本研究の課題として,病態の異なる疾患を対象としていることが挙げられる.また縦断的検討の必要が考えられた.
ISSN:1881-7319
2189-4760
DOI:10.15032/jsrcr.22.1_105