連続血圧モニタリングにおける脈波伝播時間の検出方法に関する検討

血圧の周期的変動(0.05-0.4Hz)と心疾患・脳血管イベントとの関連報告がなされているが、一般的に診断に用いられる自動血圧計は間欠測定であり血圧変動の周期解析は困難である。本研究は、睡眠中の非装着的な血圧変動モニタリングによる睡眠時血圧変動の簡易スクリーニングを目標に、寝具組込型脈波伝播速度システムの開発及び血圧変動計測精度検証を行った。脈波伝播速度とは異なる2点間の生体信号の到来時間差より血管硬度、血圧を推定するものであり、血圧値の連続推定が可能となる。本研究では非装着的な生体計測システムの開発、睡眠中の血圧変動と脈波伝播速度変動の関係を明らかにするとともに、脈波伝播時間の検出方法と血圧...

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Published in生体医工学 Vol. Annual57; no. Abstract; p. S166_2
Main Authors 前田, 祐佳, 関根, 正樹, 田村, 俊世, 水谷, 孝一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本生体医工学会 2019
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Summary:血圧の周期的変動(0.05-0.4Hz)と心疾患・脳血管イベントとの関連報告がなされているが、一般的に診断に用いられる自動血圧計は間欠測定であり血圧変動の周期解析は困難である。本研究は、睡眠中の非装着的な血圧変動モニタリングによる睡眠時血圧変動の簡易スクリーニングを目標に、寝具組込型脈波伝播速度システムの開発及び血圧変動計測精度検証を行った。脈波伝播速度とは異なる2点間の生体信号の到来時間差より血管硬度、血圧を推定するものであり、血圧値の連続推定が可能となる。本研究では非装着的な生体計測システムの開発、睡眠中の血圧変動と脈波伝播速度変動の関係を明らかにするとともに、脈波伝播時間の検出方法と血圧変動との関係を検証した。
ISSN:1347-443X
1881-4379
DOI:10.11239/jsmbe.Annual57.S166_2