点滴漏れ時の院内ケアマニュアルの使用経験

点滴漏れによる皮膚傷害は,疼痛や腫脹などを呈し,潰瘍など重症化にいたる場合もある.しかし,看護師の点滴漏れへのケアに対する認識は異なっており,そのケアに一貫性がなかった.そこで,安全で効果的なケアを提供するために検討を行い,ゴム製のディスポーザブル手袋で氷嚢を作製し,心地よい温度 (17℃前後) での冷罨法をマニュアル化し統一して実施した.その結果,患者からも冷罨法に対して「気持ちよい」との声が聴かれ,重篤な悪化は認められず,一定の効果を得ることができた....

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Published in日本看護技術学会誌 Vol. 13; no. 3; pp. 230 - 236
Main Authors 武田, 利明, 及川, 正広, 荒井, 悦子, 三浦, 奈都子, 葛西, 英子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本看護技術学会 20.12.2014
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ISSN1349-5429
2423-8511
DOI10.18892/jsnas.13.3_230

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Summary:点滴漏れによる皮膚傷害は,疼痛や腫脹などを呈し,潰瘍など重症化にいたる場合もある.しかし,看護師の点滴漏れへのケアに対する認識は異なっており,そのケアに一貫性がなかった.そこで,安全で効果的なケアを提供するために検討を行い,ゴム製のディスポーザブル手袋で氷嚢を作製し,心地よい温度 (17℃前後) での冷罨法をマニュアル化し統一して実施した.その結果,患者からも冷罨法に対して「気持ちよい」との声が聴かれ,重篤な悪化は認められず,一定の効果を得ることができた.
ISSN:1349-5429
2423-8511
DOI:10.18892/jsnas.13.3_230