島嶼に居住する在宅酸素療法患者の在宅療養支援モデルの構築
離島に居住し在宅酸素療法(以下HOTとする)を受けている患者が,自己管理能力を高めて,療養を円滑にするための支援モデルを構築することを目的とした.M島の基幹病院に看護職等からなるHOT患者在宅療養支援検討会を立ち上げ,内科外来にHOT患者への療養支援体制を策定した.一方,HOT患者サロンおよびHOT患者への研修会等を実施した.また,支援ボランティア組織づくりの検討を行った.支援検討会での活動の結果,外来では,HOT患者への関心が高まり,【外来に携わる看護職の変化】がみられ,【HOT患者を取り巻く多職種協働の変化】をもたらし,多職種を巻き込んだ支援体制に繋がった.HOT患者サロンは,研修会,季節...
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Published in | 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 Vol. 25; no. 3; pp. 415 - 422 |
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Main Authors | , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
31.12.2015
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Summary: | 離島に居住し在宅酸素療法(以下HOTとする)を受けている患者が,自己管理能力を高めて,療養を円滑にするための支援モデルを構築することを目的とした.M島の基幹病院に看護職等からなるHOT患者在宅療養支援検討会を立ち上げ,内科外来にHOT患者への療養支援体制を策定した.一方,HOT患者サロンおよびHOT患者への研修会等を実施した.また,支援ボランティア組織づくりの検討を行った.支援検討会での活動の結果,外来では,HOT患者への関心が高まり,【外来に携わる看護職の変化】がみられ,【HOT患者を取り巻く多職種協働の変化】をもたらし,多職種を巻き込んだ支援体制に繋がった.HOT患者サロンは,研修会,季節行事,患者交流によって,知識の増加や療養生活への変化,意欲の向上に繋がり,療養支援に有用であることが示された.島嶼の特徴から,福祉職との連携による支援体制の可能性が示唆され,島嶼における支援体制モデルが示された. |
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ISSN: | 1881-7319 2189-4760 |
DOI: | 10.15032/jsrcr.25.3_415 |