fNIRSデータへの体動の影響:video-fNIRSによる検討
機能的近赤外分光法(fNIRS)は脱酸素化ヘモグロビン(deoxyHb)の変化を計測することができる。また機能的磁気共鳴イメージング(fMRI)のBlood Oxygenation Level Dependency(BOLD)では酸素化ヘモグロビンの過代償とdeoxyHbの減少をT2*強調信号から計測する。fMRIのBOLDと矛盾しないかどうかという観点から、fNIRSデータへの体動の影響を検討した(Satoh, Okamoto, Tabei, Kida, Tomimoto, and Eda, Dement Geriatr Cogn Dis Extra, 2017)ので報告する。具体的にはvi...
Saved in:
Published in | Transactions of Japanese Society for Medical and Biological Engineering Vol. Annual57; no. Abstract; p. S127_2 |
---|---|
Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本生体医工学会
2019
Japanese Society for Medical and Biological Engineering |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1347-443X 1881-4379 |
DOI | 10.11239/jsmbe.Annual57.S127_2 |
Cover
Loading…
Summary: | 機能的近赤外分光法(fNIRS)は脱酸素化ヘモグロビン(deoxyHb)の変化を計測することができる。また機能的磁気共鳴イメージング(fMRI)のBlood Oxygenation Level Dependency(BOLD)では酸素化ヘモグロビンの過代償とdeoxyHbの減少をT2*強調信号から計測する。fMRIのBOLDと矛盾しないかどうかという観点から、fNIRSデータへの体動の影響を検討した(Satoh, Okamoto, Tabei, Kida, Tomimoto, and Eda, Dement Geriatr Cogn Dis Extra, 2017)ので報告する。具体的にはvideo-NIRS systemを構築し、健常ボランティア5名と地域在住高齢者176名に対しそれぞれ実験を行った結果、fNIRSデータを得るためには、頭部の固定と施行中の体動と、deoxyHb濃度の減少の確認が必要であるという結論を得た。 |
---|---|
ISSN: | 1347-443X 1881-4379 |
DOI: | 10.11239/jsmbe.Annual57.S127_2 |