健常男性における歯磨き動作中の肺気量位・呼吸様式の変化

歯磨き動作中の肺気量位および呼吸様式の変化を明らかにするため,健常男性16名を対象に3次元動作解析装置を用いて胸郭運動を測定した.測定は,椅子坐位で安静呼吸1分間,歯磨き動作を2分間実施し,肺気量位,呼吸様式を算出した.結果,安静時と比べ歯磨き動作時に呼吸数が増加し,肺気量位や呼吸様式の各パラメーターの変動係数も増加した.よって,歯磨き動作時は呼吸が速くなり,不規則な呼吸を呈しやすいことが明らかとなった....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 Vol. 22; no. 1; pp. 115 - 119
Main Authors 間瀬, 教史, 野添, 匡史, 石井, 真知子, 松下, 和弘, 高嶋, 幸恵, 笹沼, 里味
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 30.06.2012
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1881-7319
2189-4760
DOI10.15032/jsrcr.22.1_115

Cover

Loading…
More Information
Summary:歯磨き動作中の肺気量位および呼吸様式の変化を明らかにするため,健常男性16名を対象に3次元動作解析装置を用いて胸郭運動を測定した.測定は,椅子坐位で安静呼吸1分間,歯磨き動作を2分間実施し,肺気量位,呼吸様式を算出した.結果,安静時と比べ歯磨き動作時に呼吸数が増加し,肺気量位や呼吸様式の各パラメーターの変動係数も増加した.よって,歯磨き動作時は呼吸が速くなり,不規則な呼吸を呈しやすいことが明らかとなった.
ISSN:1881-7319
2189-4760
DOI:10.15032/jsrcr.22.1_115